音楽祭実行委員日記

NAGANO国際音楽祭実行委員会のよもやま話を紹介します。親しみを持って頂けたら幸いです。

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事務局です。

先月「日本の音楽祭、大集合!」という催しに招かれて参加してきました。
パネリストはラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、エグゼクティブディレクターの鈴木順子さん、仙台クラシックフェスティヴァル(せんくら)、プロデューサーの平井 洋さん、福岡古楽音楽祭、事務局長前田明子さんでした。

全国にはクラシック音楽祭だけでもたくさんの数がありますが、内容はもちろん運営方法がさまざまなのには、井の中の蛙の私にはカルチャーショックものでした。

我がNKOは、ほぼボランティアスタッフで運営されていますが、完全にボランティアで運営されている手作りの福岡の音楽祭。コンサート当日のスタッフもチケットを購入して仕事をするそうです。ボランティアの方々はこの音楽祭にかかわれることが楽しくてたまらないといった感じを受けました。

せんくらは3日間、著名な演奏家による101のコンサートを開催し、入場料は一律千円。だから「せん」くら?NKO受講生出身の仙台フィルコンマス傳田正秀さんも今はすっかり仙台の顔として出演されます。

100万人を集客しているジュルネは文字通り熱狂の日音楽祭。こちらは大成功している数少ない音楽祭のひとつで、プロデューサーも誇らしげな顔です。運営費が7億5千万円であれだけの集客をしているのにチケット収入が占めるのは運営費の半分以下。おそらくサイトウキネンフェスティヴァルも同じだと思います。

そうなのです!
音楽祭はどんなに成功しても補助金や企業協賛金がなくては成り立たないという現実を改めて実感させられた日でした。
みなさま、NKO(NAGANO国際音楽祭)をどうぞご支援くださいますようお願いいたします。

当日会場にいらしていた記者のリポートがこちらのブログでご覧になれます。
http://plaza.rakuten.co.jp/art2521music/diary/200805310000/

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Kayoです。

NAGANO国際音楽祭スペシャルイベント「葉加瀬太郎の世界2008」を観て以来、室内楽の曲に少し興味がわいてあれこれ聴いています。私は”オーケストラ好き”なため、普段は室内楽を積極的に聴く方ではなく、よく知らない部分も多いので、いいきっかけかなと思っています。

まず、コンサートで初めて聴いたクライスラーの「前奏曲とアレグロ」。これは、一目惚れならぬ”一聴惚れ”です。なんて美しい曲なんでしょう!!葉加瀬太郎さんに感謝いたします。この曲の入っているCDもさっそく購入しました。

そしてブラームスの「バイオリンソナタ」3曲。コンサートの後、NKOスタッフの間でもいろいろな話題が出ていましたので、どんな曲だったっけ?と、CDを引っ張り出して再び聴いています。

バイオリンソナタはブラームス40代50代の作品で、葉加瀬太郎さんが弾いた第3番を聴いているときも ”ああ、シンフォニー4番と似ている節がある”と感じたりしていたのですが、改めて3曲を聴いてみると、2番などはブラームスにしては軽やかな印象で、ブラームスはちょっと苦手というかたにも聴きやすいのではないかなと思いました。

余談ですが、「バイオリンソナタ第1番」の前年の作品、「バイオリンコンチェルト」は、言わずと知れた名作中の名作ですよね。一昨年11月、日本でも演奏会が行われた、シュターツカペレ・ドレスデン、バイオリン樫本大進、指揮チョン・ミョンフンのCD出ています。ドレスデンでのライブです。どうぞ皆さまお聴きください!!! 樫本大進さんのバイオリンはグァルネリ・デル・ジェスの祖父にあたるアンドレア・グァルネリのバイオリン1674年製、とライナーに書いてあります。

話を室内楽に戻しましょう。“ブラームスのソナタ”繋がりでピアノソナタ3曲。ピアノの入っている室内楽は比較的よく聴いていますが、“ソナタ繋がりのご縁”であらためて聴き直しています。

ピアノソナタ3曲はブラームスの作品番号1番、2番、5番ということで、全て20歳前後に書かれた初期の作品です。ですから、よく知られているあの“ひげ面ふとっちょ”のブラームスではありません。それはそれは美しい好青年のブラームスの作品です。ピアノ弾きからスタートしたブラームスのピアノソナタです。特に3番はうっとりするような美しさです。

最後に、今年の夏の音楽祭にも登場する「ブラームス六重奏曲第1番」。久しぶりに聴いて、あぁこれはとても気に入っていた曲だった…と思い出しました。(気に入っていたくせにあんまり聴いていなくて忘れていたのです…。)

これはブラームス27歳の作品です。ですから、やはりあのおひげのブラームスではありません。端正で惚れ惚れするような青年ブラームスです。ブラームスもこんな甘い旋律を書くんだ、というような、とても聴きやすい曲だと思います。そして第二楽章はCMか何かで使われたことがあるのではないでしょうか。夏の音楽祭でも、きっと皆さんに気に入っていただけると思います。私もとても楽しみにしています。

そんなわけで、ブラームスを心より敬愛している者のひとりとして、ブラームスの室内楽作品を中心にいろいろ書いてみました。これをまたきっかけにして、たくさんのかたがブラームスをもっともっと聴いていただけたら嬉しいです。
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