音楽祭実行委員日記

NAGANO国際音楽祭実行委員会のよもやま話を紹介します。親しみを持って頂けたら幸いです。

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NAGANO国際音楽祭を支えるのが、上田市域を中心としたボランテイアスタッフのみなさま。それぞれ、仕事や予定もある中、期間中はコンサートの裏方、講師や受講生の送迎など、精力的にお手伝いして下さいます。
コンサート会場では、チケットもぎり、会場案内、記念グッズの販売など、ゆっくりと演奏を楽しむことは出来ません。
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今回嬉しかったのは、ホームページを観たという方からmボランテイアの申し出があり、新しい仲間が増えたことです。他にも、この夏からお手伝いをしてくれた方もあり、少しずつご縁が広がっていくのが嬉しいです。みんなが感動を共有出来る音楽祭へと発展していきたいと願っています。

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舞台裏で荷物を移動する管理人でした。
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NAGANO国際音楽祭で、はじめて長野県民文化会館に行きました。長野ゆかりとは、長野ゆかりさんという名前ではなく(誰も思わないって)、長野県にゆかりのある音楽家の方に登場して頂き、NAGANOの音楽祭として発展していきたいとの企画です。
今回は、長野市出身の奥田美佳さん(ピアノ)、同じく長野市出身の傳田正秀さん(ヴァイオリン)、信州大教授の池田京子さん(ソプラノ)の3人が華麗な共演をしました。それぞれ、地元ということで生徒さんや関係者が多数ご来場され、先生たちの演奏を存分に聴け、よろこんでいました。

この日は、人数の関係で二階席は閉め、一階のみの開場だったのですが、演奏中こっそりと一人で二階席で聴いてみたら、音がよい気がしました。二階席は天井に近いからか、音がよく響くのですね。音楽には素人の私には新たな発見でした。

写真は、アンコールに応え舞台に登場した3人です。
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この日の夜は、コンサートもないため、希望者があれば坐禅を指導することにしました。当初は合掌館を使い森の中での坐禅とする予定でしたが、合掌館は鈴木秀美先生と木村徹先生が明後日の合わせをしており、本館の会議室を空けてもらい約20名での坐禅体験となりました。本館の会議室でも、伝田先生と碓井先生が翌日のコンサートのための合わせをしていたのですが、快く受講生の坐禅体験のために場所を空けてくれました。本当にナイスガイのお二人です。感謝。
坐禅ははじめての人ばかりでしたが、なかなかさまになってました。もちろん、それぞれ色々な雑念が浮かんではいたでしょうが、それでも終わった後「気持ち良い」と感じてくれた人も多かったようで、何よりです。古来から文化に多大な影響を与えてきた禅、調身・調息・調心という非常にシンプルな法ですが、きっと音楽家にも役立つものと信じています。
トワイライトコンサートの出演は傳田正秀と碓井俊樹に加えてマイク・ウイリソンの出演が決定。トリオの演奏もお楽しみに!なんと入場無料です。
会場の自由空間Slowは、元こんにゃく屋さんを改装したフリースペースです。善光寺へ参る旅人が利用した北国街道に面した柳町の一角にあります。柳町は江戸時代の風情を残す町並み、町と音楽をお楽しみ下さい。

北国街道は中山道追分と北陸道高田を結ぶ35里(140km)、裏日本と表日本を結ぶ重要な道で、佐渡の金山からの金の輸送、加賀の前田藩はじめ北陸諸藩の参勤交代の通路、 関東と北陸の物資の輸送路、善光寺参拝の信仰の道として利用されたそうです。
今回、劇団がワークショップのテーマに選んだのは、「コミュニケーション」でした。演者同士のコミュニケーション、聴衆とのコミュニケーション、感動は独りだけでは成り立たないということを改めて確認しました。
限られた時間で、手探りでのワークショップ体験でしたが、確実に壁が取り除かれていました。それは、懇親会での空気に現れていました。昨年までは、懇親会と言っても初対面同士中々親しくなれるものではありません。受講生は受講生同士、実行委員は実行委員同士、講師は自分の生徒か講師同士と、どうしても面識ある者同士での懇親会になってしまいました。仕方のないことだと思います。
しかし、今年は、講師と劇団員と実行委員、受講生と劇団員と実行委員など方々で交流をしている姿が目立ちました。最後は劇団が帰るときに自然に集まってきた者達で記念撮影。みんな素晴らしい!初のワークショップの試みは、私にはとても有意義でした。
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NAGANO国際音楽祭初の試みとして、音楽以外のワークショップを体験する時間をとりました。
はじめに、副実行委員長(この日記の管理人)がライブエンターテイメントのマーケット分析を中心に、クラシック音楽を取り巻く現状を説明、「経済的な視点では決して楽ではないのがクラシック音楽業界であるが、だからこそ、なぜ舞台に立つのか、どうしたら舞台で輝くのか、なぜ人は感動をするのか、などという根本の問題を真面目に考える必要がある」と投げかけました。

30分程度のレクチャーに続いては、実際に身体を動かしてのワークショップを、劇団天然工房が担当しました。演劇のワークショップですが、表現をする、舞台に立つという点では、最後は共通するものと考えます。また、手段が違えことによる視点の違いなど新たな発見もあれば、必ず受講生たちの役に立つと考えました。(次回へ続く)

※ 劇団天然工房は2000年に旗揚げし、計13回の公演を重ね、都内を中心に着実にファンを増やし、現在は1000人を超える観客を動員する劇団となっています。舞台作りに取り組む姿勢、素直で純粋で前向きな劇団員の人柄、ワークショップの実績などを期待し、初の試みへの協力をお願いしました。
劇団については劇団ホームページをご覧下さい。work.jpg

いよいよ、明日からNAGANO国際音楽祭がはじまります。特徴あるコンサートも目白押しですが、受講生が演奏する予定だった福祉施設訪問コンサートに中澤きみ子先生と碓井俊樹先生が出演することに!(^O^)/
もちろん、選抜受講生も3名くらい出演されます。これは、従来バリアフリーコンサートとして行ってきた活動の延長ですので、入場は無料です!
NAGANO国際音楽祭期間中一番始めのコンサートは「A.ストラデゥヴァリ&グァルネリ・デル・ジェスコンサート」です。ここで使用されるヴァイオリン、中澤きみ子先生のA.ストラディヴァリは1712年製で、ヴァイオリン製作者ストラディヴァリさんの黄金期に製作されたもので、現存するストラディヴァリ600本の中でも最上のものです。愛称は「ダヴィンチ」。
澤先生のグァルネリ・デル・ジェスは1732年製、こちらもグァルネリさん製作のヴァイオリンの中で最上のものです。愛称は「アークライト」。お二人がお持ちの楽器はそんじょそこらのストラディヴァリやグァルネリとは違うんです(得意!)その二台が同じステージで演奏されるコンサートの提供は「NAGANO国際音楽祭」からのみなさまへのビッグプレゼントです。このプレゼントを皆様しかとお受け取りください。ヴァイオリン二大名器の競演は8月23日(火)午後7時開演、上田市中澤ホールです。
NAGANO国際音楽祭マスタークラスは上田市隣の真田町菅平高原で開催されます。
菅平は真夏でもクーラーがいらないとっても涼しいところです。下界(?)がうだるような暑さのときでも菅平は別世界ですp(^-^)q
音楽祭ファイナルコンサートの会場、プチホテルゾンタックの「合掌館」は白川郷にあった明治時代の民家2棟と新潟県の民家3棟、長野県内の古寺の木材を活用した建物で、天井の梁は実に見事です。ステージの背面はガラス張りでそこから見える木々の緑に心が洗われます。
今年のマスタークラスの受講生は北は青森、南は九州、一番遠くはニューヨークからで、年齢は8歳から44歳までの方々が参加されますが、1週間みっちりレッスンを受け練習を積み、最終日に総仕上げの受講生発表会であるファイナルコンサートに臨みます。
受講生といえどもあなどれません。ちびっ子の演奏には心躍ります。大人の演奏には癒されます。今年の受講生からまた国際コンクール上位入賞者が生まれますぞ。まだまだいろいろありますのファイナルコンサートは、8月28日午後1時から涼しい菅平高原ゾンタック合掌館にて、入場料無料でっす。
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NAGANO国際音楽祭では毎年福祉施設へ訪問してコンサートを開催しています。
昨年は上田市舞田のひもろ木園のお友達100人の前で選抜受講生の3人が演奏し、施設のみなさんにはとても喜んで頂きました。
みなさん、とても静かに聴き入っている姿が印象的でした。出演はすでに超絶技巧+見事なひきっぷりで、葉加瀬太郎さんを驚かせた天才少年少女と誉れ高い「NAGANO国際音楽祭スペシャルイベント」葉加瀬太郎のヴァイオリン講座を受講された小中学生の受講生でした。(ドイツからの受講生含む)
今年は宝池住吉寮に訪問します。施設側のご希望で施設以外の方々にも広くお聴きいただきたいと場所は上田市景観賞を受賞した伊勢山生活改善センターを借りていただきました。日時は24日14時から入場無料です。今年の選抜受講生はどんな演奏を聴かせてくれるでしょうか?プロの大人にはない魅力を持ったちびっ子の演奏に観客は何か目に見えない宝物をGETすることでしょう。きっと!
今年のグランドコンサート、出血大サービス赤字覚悟で頑張っちゃいました。
何をって?この豪華メンバーの面々をご覧になってください。
この面々をたったの「さんぜんえん」でお聴きになれるなんて、東京や栃木からのチケットのお申し込みがあるのもその価値を見極めていらっしゃるからこそなのですね。
ルードヴィッヒ・ミュラー先生、ゲオルク・ハーマン先生、マイケル・ウィリアムス先生、ヘンリ・シーグフリードソン先生は改めて説明がなくとも外国から飛行機に乗っていらっしゃるってわかりますが、澤和樹先生はイギリスから、中澤きみ子先生は南フランスから戻られたばかり、鈴木秀美先生はドイツ・デュッセルドルフから音楽祭直前に戻られます。坂口翼さんはこのグランドコンサートのためにジュネーブから帰国されるのです。
そしてみてください、このプログラム。各地でクラシックコンサートは目白押し状態で開催されてますが、最近の風潮として大衆受けを狙ってかクラシックの作品でも小品の演奏が多く、クラシック以外のジャンルの曲をクラシックコンサートで演奏されるようになってきています。しかも忙しい世の中5人も8人も集まって音をあわせるのは大変ということで、室内楽ではデュオやせいぜいトリオの演奏会が多いのですが、「NAGANO国際音楽祭グランドコンサート」はそんな風潮に流されずに「ど」クラシックで迫ります!!「ピアノ五重奏曲」と「弦楽八重奏曲」をこの演奏家の面々で☆なんてなんて贅沢なプログラムでしょう。ぜったいお聴き逃しなく!これ逃したらもう次はないかも?!ですよ。(少なくともこの面々ではない。たぶん。)

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写真は、2004年のリハーサル風景です。
NAGANO国際音楽祭マスタークラス(講習会)受講生出身者からは数々のコンクール上位入賞者を輩出しています。(自慢!)傳田正秀さんもその一人です。
彼は毎年NAGANO国際音楽祭を受講され、受講生にもかかわらず講師待遇で毎年の音楽祭期間中のコンサートではNKOのレギュラー講師(=演奏家)(ルードヴィッヒ・ミュラー先生、中澤きみ子先生、ゲオルク・ハーマン・・・etc)と同じステージで演奏してきました。
事務局にはなぜかいつも傳田さんの演奏の感想ばかり、ファンレターやファンメールが毎年届きます。
先月7月には音楽祭事務局のある中澤ホールで傳田正秀ヴァイオリンリサイタルが開催され、お客様は上越や関東方面からもおみえになり補助席が出るほどの盛会ぶりでした。
中澤ホールのある上田市でご来場くださったお客様は毎年のNAGANO国際音楽祭コンサートで傳田さんの演奏を聴かれ、ファンになって下さった方が多かったです。高度な演奏技術に加えて彼の人柄の良さがエッセンスとなって一度聴いたお客様の心をキャッチしてしまうのでしょう。
今年の音楽祭は8月25日(木)19時開演「長野ゆかりのソリストコンサート」、26日(金)17時30分開演「~街角コンサート柳町~トワイライトコンサート」、27日15時開演「グランドコンサート」に出演されます。
お楽しみに!

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ボランテイアでNAGANO国際音楽祭を支える、地元の実行委員会。舵取り役を務める(よう努力している)のが二人いる副実行委員長です。一人はこの日記の管理人で、もうひとりは丸山画伯です。

丸山画伯は1945年、静岡県生まれ。20世紀初頭も新芸術運動「バウハウス」の理念を継承する教育機関・桑沢デザイン研究所を卒業後、約30年間に亘り、グラフィックデザイン、アドバタイジング、セールスプロモーション等のクリエイティブ活動へ実践参加。
1994年夏、カタカナ商売から脱却して、長野県に移住。独自の創造世界を拓くべく文筆、詩作、書、絵画等の活動を展開中です。コンサートや音楽と他文化をコラボさせたイベントなど、精力的に活動をしてます。還暦を迎えられるとは思えないほど、パワフルで熱い人です。(写真は氏の作品です)

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NAGANO国際音楽祭のコンサートのひとつ、「ヴァイオリン二大名器の競演」は、時価数億円(@_@)という名器を聴き比べる贅沢なサロンコンサートです。

当音楽祭の中澤宗幸実行委員長が以前に出演したラジオ番組の中で、「ストラドとガルネリの話」をされたことがあります。こんな周辺知識が、コンサートをより楽しくさせてくれます。参考までに。

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 バイオリン発祥の地は、北イタリアのロンバルディア地方、ミラノからバスで1時間弱の場所にある、ポー川の流れる人口約9万人の街、「クレモナ」。ここでストラディバリ、ガルネリを始めとして、多くの名工が生まれた。
 数々の名工の中でも、最も有名なのが「ストラディバリ」。バイオリンと言えば「ストラディバリ」と言われるくらい、バイオリンの王様として広く知られている。1700年代の初頭に生まれ、93歳で死ぬまで、素晴らしいバイオリンを作り続け、過去の名工の中で最も多くのバイオリンを遺した人でもある。
 ストラディバリは、非常に恵まれた生涯だった。良い弟子に恵まれ、王侯貴族に可愛がられ、経済的にも何不自由ない、理想的な人生を送った人だった。それに対し、ストラディバリと双璧と言われる名工ガルネリは、悲惨な人生を送った。ある時は喧嘩をし、ある時は牢獄に入り、その牢獄で作ったと言われる「プリズン・デルデス」というバイオリンも遺っているほど。
 それぞれのバイオリンは、それぞれ人生を表すかのような音を出す。ストラディバリのバイオリンは、華麗で、パワーがあり、透明感があって、多くの人に好まれる音を出す。片やガルネリのバイオリンは、どことなく愁いを帯びた、それでいて底知れない深みのある音。ところが我々東洋人にしてみれば、やや仏教的無常観の漂う、ガルネリの音に惹かれてしまう。
 残念なことに、こういう人生を送ったガルネリのバイオリンは、やはりあまり数多くは遺されていない。現存するのは、もう100本もないだろう。(SUNTORY SATURDAY WAITING BAR 2001年3月31日の放送より)


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夜7時より、実行委員会が開かれました。はじめて参加してくれた新たなサポーターが3名おりました。みんなボランテイアで音楽祭を支えてくれています。感謝です。

音楽祭期間中のスケジュールと仕事、コンサートの宣伝状況、特にグランドコンサートのチケット売れ行きを確認しました。また、各自が達成したい目標も確認しました。目標は具体的にあらわすことで実現する可能性が高くなります。これから音楽祭終了まで約3週間、全力で頑張って、思いきり打ち上げ(^^)!
頑張りましょう!jikkouiin

ロマンスグレー(!?)のルックスもウィットのきいたお人柄もそしてもちろん演奏家しての腕も確かで、ますます人気上昇中のチェリスト鈴木秀美先生はご存知の通り、古楽演奏の世界的なスペシャリストです。浜離宮朝日ホールのレジデントオーケストラとなりさらにステップアップした「オーケストラ・リベラ・クラシカ」の主宰者、「ガット・カフェ」として話題を呼んでいるソロ活動、また、四重奏団の活動など、今最も注目を集めているチェリストです。
本日現在ドイツに滞在されていて、帰国後すぐに当NAGANO国際音楽祭に参加されます。

秀美先生の本年の音楽祭期間中のコンサート出演は8月26日(金)蕎麦屋の二階deコンサートでソロ演奏、そして、音楽祭ハイライト「グランドコンサート」ではメンデルスゾーン弦楽八重奏曲オクテットの演奏。
ところでこのグランドコンサートで、秀美先生にソロで1曲依頼申し上げましたところ、〔秀美先生とくればバッハの無伴奏チェロ組曲だな〕とふんでいたら、なんと木村徹先生と組み演奏されたいとのこと。秀美先生は木村先生と高校時代からのご友人なのだそうで、この音楽祭で偶然いっしょになるということに特別な意味を感じられた秀美先生は木村先生との演奏を望まれました。
そして選ばれた曲目は秀美先生の始めてのコンサート時、木村先生と演奏した
Brahmsのソナタ第1番op. 38 e mollです。
秀美先生ご自身、ブラームスを演奏されるのは特別なことだそうです。

鈴木秀美先生のサイトへは、このブログのリンクコーナーからどうぞ。
まもなく、NAGANO国際音楽祭2005がはじまります。

こちらでは、実行委員会の様子や、音楽祭のうらばなし的話題などを紹介します。この音楽祭に親しみを持って頂ければ幸いです。


管理人
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