音楽祭実行委員日記

NAGANO国際音楽祭実行委員会のよもやま話を紹介します。親しみを持って頂けたら幸いです。

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これは前にも書いたことがあるかもしれません。
また書きたくなるほど、私の中にそのときの感動がつよ~く残っているのです。

音楽祭を開催するには多額の運営費が必要となります。
コンサート収入やセミナーでは、受講生から頂く受講料だけではとてもまかないきれません。
それはどんなに成功しているといわれている音楽祭でも同じことがいえるようです。
昨年、ゴールデンウィークに開催されてすごい集客を誇る東京のある音楽祭のプロデューサーの方のお話を伺う機会がありました。
収支も公開され、その資料を頂戴いたしましたが、運営費総額7億5千万円のうち入場料収入が約半分弱。
あとは補助金と協賛金でまかなわれている計算でした。
長野県の松本市で開催されていて、何万円もするチケットが入手困難な音楽祭も、ほぼ同規模の運営費で、チケット収入も同じくらいの割合と推定されます。
こんなに成功している音楽祭でさえ、補助金と協賛金に頼らなければ成り立たないのですから、私どもの音楽祭も協賛金に頼らざるを得ない状況です。
そして、きょうはそんな協賛会社めぐりをしているときに伺った感動秘話です。

A社は文化活動から環境保全活動まで広くメセナ活動が盛んな会社として、有名なところです。
そのA社に地元の有力者からご紹介を得て、今は会長職にある方に協賛をお願いしに行ったのは2007年でした。
いかにも現場の人という感じの会長さんが、わが社の理念は「人権の尊重」と「社会貢献」なのです。
これはきれいごとで掲げているのではなくて、そのようにせざるを得ない状況だったのです。
最初会社を持った場所は、たんぼの真ん中で社員の通勤や営業車の行き来で、農作業をされている方に迷惑をかけて、嫌われてしまいました。だから社会貢献をして償いが必要でした。
その頃は社員には働けはたらけで、社員はどんどん辞めてしまいました。だから社員の定着をはかるため、人権を尊重して大事にしないといけませんでした。
会社が儲かっているときの社会貢献は当然のこと、A社は儲かっていない苦しい経営のときもメセナ活動を続けてきました。はじめ社員は社会貢献にまわすお金があったら自分たちの収入に還元してもらいたいと思っていた人もいたようですが、ようやく最近は社会貢献に対する認識が定着してきたようです。
とおっしゃっていました。確かにそれは社内に限らず社会的に認めれらてきているように感じられます。
私が別の協賛会社にお願いに行った折の世間話で、そちらは一部上場の大きな会社なのですが、創立以来メセナ活動には縁がなく、そのため新卒の方が、社会貢献活動に熱心なA社に就職しますと、B社の内定を断られたと、B社の方が苦笑いされながらお話してくれました。
ある理由で私どもへの協賛は、会社としてはできないということで、会長さんのポケットマネーから少なくない協賛金を出してくださいました。
昨年(2008年)の後半から製造業の業績がとても落ち込み、A社もその例外ではないとお聞きしていますが、「人権尊重と社会貢献」をされている会社は必ずや回復すると確信しています。

では、日を改めて次はB社の感動秘話を書きますので、お楽しみに。
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